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流水りんこ『オカルト万華鏡 アナタもワタシも知らない世界』-様々なオカルティックテーマを検証

オカルト万華鏡

流水りんこ先生の『オカルト万華鏡』を再読。

オカルティック、スピリチュアルな不思議な世界をテーマ毎に掘り下げ、検証していく全5巻シリーズのコミックエッセイ。

サブタイトルが「アナタもワタシも知らない世界」となっているように、流水先生に霊感はないそう。

なので、私たち霊感のない一般ピープルに近い感覚で、私たちが疑問に感じそうなテーマを選んで、その道の専門家に話を聞きに行ったり、インドへ赴いたり、身体を張って大実験とか、…謎を解明するべく、奮闘してくれる。

ちなみに、流水先生、ご自分のことを「霊感などはなく普通過ぎるくらい普通の人」と言っているが、ゆるやかなテレパシーを使ったり、生霊を飛ばしたり、霊現象を体験したり、実は気づいていないだけの気もする。

でもってテーマは、「パワーストーンのミステリー」「予知夢の謎」「オーラの謎」「手相の不思議」「お墓の疑問」「守護霊の神秘」「魅惑のUMA」「神秘の易」「驚きの風水」「気の謎」などなど、タイトルの『オカルト万華鏡』にふさわしく、ラインナップも多彩。

対談相手も、占星術で有名な鏡リュウジ先生やHONKOWAでお馴染みの実在の霊能者、寺尾玲子先生と天宮視子先生とのロングインタビューがあったりと、興味は尽きない。

もちろん、不思議な世界は現代科学では解明できないから、明確な答えは出ないのだが、オカルトとは、得てしてそういうもの。
それぞれの占い師、霊能者、研究者の知見を知ることができ、この方はこう考えるのか~と新たな視点を貰えて、お得感が満載。
読者にゆだねる感じなのも、好感が持てる。

そしてちょくちょく登場する、霊能者で氣功師のR先生が、独特のスピリチュアル観を披露してくれるのが、また面白い。
そんなR先生の含蓄ある言葉。

一番の開運法は 今まわりにいるつきあっている人間を大切にすることかな
運が良いのも悪いのも 人とのかかわりの中で起こることだから
人を大切にして 人脈をつなげていき 運をまわしていく

神秘やオカルト、スピリチュアル好きな方なら、読んで損はないシリーズ。

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