マンガや本を読んで思ったことなど書いています

カテゴリー:少女マンガ

坂田靖子『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』-屈託のない奥さんと慌てん坊のご主人の心あたたまる物語

マーガレットとご主人の底抜け珍道中

坂田靖子先生の『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』を再読。ハヤカワ文庫JAは、旅情篇と望郷篇の全2巻だ。坂田先生の作品の中でも、とりわけ気に入っている作品。友人と些細なことで喧嘩した。貸していた数冊のマンガ本の中に、こ…

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美内すずえ『孔雀色のカナリア』-誰かを演じることの悲劇

孔雀色のカナリア

美内すずえ先生の『孔雀色のカナリア』再読。『ガラスの仮面』で有名な美内すずえ先生の初期作品。セブンティーン・コミックスを見ると、初出は1973年になっている。美内先生のスト―リーテラーとしての才能がいかんなく発揮された作…

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猫十字社『小さなお茶会 完全版』-甘いおとぎ話の中に、時折ビターな真実のかけらが顔を出す

小さなお茶会 完全版

『小さなお茶会 完全版』を読み返し。子どもの頃、『花とゆめ』を毎月欠かさず買っていた。当時、大好きなマンガが勢ぞろいしていて、『小さなお茶会』は、その中のひとつ。主人公は、可愛らしい白猫の奥さん「ぷりん」と、そのダンナさん猫で、…

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忠津陽子の『三月の庭から』-弟を殺された兄の復讐譚

忠津陽子『三月の庭から』

忠津陽子先生の『三月の庭から』読了。初出は、昭和53年の『lala』。今では相当手に入りにくい本だと思われます。フリマアプリにもなかなか出てこないので、多分相当レア本。忠津先生が活躍していた掲載紙と、子どもの頃読んでいた…

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