マンガや本を読んで思ったことなど書いています

アーカイブ:2021年 12月

猫十字社『小さなお茶会 完全版』-甘いおとぎ話の中に、時折ビターな真実のかけらが顔を出す

小さなお茶会 完全版

『小さなお茶会 完全版』を読み返し。子どもの頃、『花とゆめ』を毎月欠かさず買っていた。当時、大好きなマンガが勢ぞろいしていて、『小さなお茶会』は、その中のひとつ。主人公は、可愛らしい白猫の奥さん「ぷりん」と、そのダンナさん猫で、…

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今井大輔『ヒル』―家を持たずヒルのように寄生して暮らす者たち

今井大輔『ヒル』

『ヒル』読了。作者は、今井大輔先生。主人公は、佐倉葉子。物語は、通勤ラッシュに向かう人々とは、逆方向へ向かう葉子の姿から始まる。アパートからOLが出かけるのを確認した葉子は、ドア越しに、電気メーターが回ってないか、生活音…

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忠津陽子の『三月の庭から』-弟を殺された兄の復讐譚

忠津陽子『三月の庭から』

忠津陽子先生の『三月の庭から』読了。初出は、昭和53年の『lala』。今では相当手に入りにくい本だと思われます。フリマアプリにもなかなか出てこないので、多分相当レア本。忠津先生が活躍していた掲載紙と、子どもの頃読んでいた…

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